トヨタSUVリセール完全ガイド!HV・ガソリン比較と高く売るコツ

トヨタSUVリセール完全ガイド!HV・ガソリン比較と高く売るコツ

2025年10月22日

「次のトヨタSUV、ハイブリッドとガソリンどっちがお得?」

「数年後に高く売れるグレードや色はどれ?」

トヨタの人気SUVを購入する際、将来の売却価格(リセールバリュー)まで考えて選ぶのは簡単ではありません。しかし、車種やグレード、パワートレインの違いで、数年後の査定額に数十万円の差が生まれることも事実です。

この記事では、セルカの実際の取引データを基に、トヨタの人気SUV「ヤリスクロス」「カローラクロス」「ハリアー」を徹底比較。ガソリン車とハイブリッド車のどちらのリセールが高いのかを明確にし、さらに価値が落ちにくいグレードやカラー、オプションから愛車の価値を最大化するコツまで、網羅的に解説します。

なぜリセールバリューが重要なのか?

リセールバリューとは、中古車として売却する際の再販価値のこと。この価値が高い車ほど、乗り換え時の負担を軽減でき、実質的なトータルコストを抑えられます。賢い車選びにおいて、リセールバリューは燃費や本体価格と同じくらい重要な指標なのです。

【車種別】ハイブリッド vs ガソリン リセール比較

早速、同条件の車両でハイブリッド車とガソリン車のリセールバリュー(残価率)を比較していきましょう。

ヤリスクロス:驚異の残価率!勝者はハイブリッド

コンパクトSUVとして絶大な人気を誇るヤリスクロスは、ハイブリッド車が圧勝という結果になりました。

項目

ガソリン (Z)

ハイブリッド (Z)

年式

2022年

2022年

走行距離

約1.8万km

約1.8万km

新車価格

約220万円

約260万円

落札価格

208万円

261万円

残価率

約94.5%

約100.3%

ガソリン車も驚異的な残価率ですが、ハイブリッド車は新車価格を上回る結果に。国内需要が非常に強いヤリスクロスは、燃費の良いハイブリッドが中古車市場でも圧倒的な人気を誇ります。

市場全体の傾向としては、短期~中期(3年以内)で売却する場合はハイブリッドの方が有利なケースが多い傾向にあり、長期(5年以上)になるとガソリン車・ハイブリッド車で残価率があまり変わらなくなってきます。

リセールを意識した選び方のポイント

  • 人気グレード:「Z」が頭一つ抜けて人気です。
  • 人気カラー:定番の「プラチナホワイトパールマイカ」「ブラックマイカ」に加え、意外にも「ベージュ(グレイッシュブルー)」も高い人気を保っています。
  • プラス査定オプション:パノラミックビューモニター、ディスプレイオーディオは必須級の人気オプションです。

カローラクロス:こちらもハイブリッドが優勢!

一回り大きいサイズ感でファミリー層にも人気のカローラクロスも、ハイブリッド車が高いリセールを記録しました。

項目

ガソリン (Z)

ハイブリッド (Z)

年式

2022年

2022年

走行距離

約3,400km

約9,700km

新車価格

約264万円

約299万円

落札価格

262万円

316万円

残価率

約99.2%

約105.6%

こちらもハイブリッド車が新車価格を超える残価率を叩き出しました。特定のカラーが高値で取引される傾向があります。

リセールを意識した選び方のポイント

  • 人気グレード:最上級グレードの「Z」が最もリセールに有利です。
  • 人気カラー:国内では「プラチナホワイトパールマイカ」「ブラックマイカ」が安定。輸出を考慮すると「センシュアルレッドマイカ」や「セメントグレーメタリック」も非常に高い評価を受けます。
  • プラス査定オプション:パノラマルーフ、モデリスタエアロ、パノラミックビューモニターは特に価値が高いオプションです。

ハリアー:海外需要でガソリン車が有利!

高級SUVの代表格であるハリアーでは、これまでの2車種とは逆の傾向が見られました。

項目

ガソリン (Zレザーパッケージ)

ハイブリッド (Zレザーパッケージ)

年式

2021年

2021年

走行距離

約2.1万km

約2.1万km

新車価格

約423万円

約482万円

落札価格

380万円

389万円

残価率

約89.8%

約80.7%

新車価格の高いハイブリッドに対し、ガソリン車が約10%も高い残価率を記録。これは、ハリアーが海外輸出市場で絶大な人気を誇るためです。海外ではメンテナンスのしやすいシンプルな構造のガソリン車が好まれるため、この逆転現象が起きています。

リセールを意識した選び方のポイント

  • 人気グレード:「Z」または「Zレザーパッケージ」が鉄板です。
  • 人気カラー:「プレシャスブラックパール」「プラチナホワイトパールマイカ」の2強です。
  • プラス査定オプション:調光パノラマルーフ、JBLプレミアムサウンドシステム、モデリスタエアロは非常に評価が高いです。

参考:その他の高リセールSUV

  • RAV4:ハリアーと同様に海外需要が強く、特にオフロード色の強い「Adventure」グレードのガソリン車が高いリセールを維持しています。
  • ランドクルーザー:リセールバリューの王者。特に海外での盗難リスクも高いほどの絶大な人気を誇り、年式や走行距離を問わず驚異的な価格で取引されます。

愛車の価値を最大化する3つのコツ

リセールバリューは車の状態によって大きく変わります。価値を高く維持するために、以下の3つのポイントを意識しましょう。

1. 購入時にリセールを意識する

将来の価値を最大化するなら、購入時の選択が最も重要です。この記事で紹介した人気のグレード、カラー、オプションを意識して選ぶだけで、数年後の査定額は大きく変わります。

2. 所有中は内外装をキレイに保つ

査定士は内外装の状態を厳しくチェックします。

  • 定期的な洗車・清掃を心がける
  • 車内での喫煙やペットの同乗は避ける(臭いは大幅なマイナス査定に)
  • シートの汚れや擦れを防ぐためにシートカバーを活用する

日頃の丁寧な扱いが、将来のプラス査定に繋がります。

3. 売却のタイミングを見極める

車は時間が経つほど価値が下がりますが、特にモデルチェンジの前後や走行距離が5万km、10万kmを超えるタイミングで相場が大きく動くことがあります。乗り換えを検討し始めたら、早めに現在の愛車の価値を調べておくのがおすすめです。

まとめ:賢いSUV選びはリセールバリューも意識しよう

今回はトヨタの人気SUVを例に、ガソリン車とハイブリッド車のリセール比較と、価値を高く保つためのポイントを解説しました。

  • ヤリスクロス、カローラクロス:国内需要が強く、ハイブリッド車が有利。
  • ハリアー、RAV4:海外輸出需要が強く、ガソリン車が有利。
  • 共通:リセールを最大化するには、人気のグレード・カラー・オプションの選択が不可欠。

もちろん、車選びで最も大切なのは「自分が乗りたい車に乗ること」です。しかし、もしパワートレインやグレードで迷った際には、ぜひリセールバリューという視点も判断材料の一つに加えてみてください。きっと、より満足度の高いカーライフに繋がるはずです。

また、今回ご紹介してきたリセール比較は、セルカ公式のYouTubeチャンネルでもご紹介しております。気になる方は是非ご確認ください。

この記事を書いた人

TomohiroAoyama

青山朋弘

新車専門誌、中古車専門誌、モータースポーツ誌などの編集部を経て、
現在はフリーランスの編集&ライター。
自動車専門誌やWebサイトに寄稿しながら、YouTube動画の撮影・編集も行う。
愛車は10年前に走行5万kmで見つけた、NA型ロードスターの初期型。
趣味のMTBをどうやって積むのがいいか、常に試行錯誤している。

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