ランボルギーニの特徴

言わずと知れた超高級車メーカーのランボルギーニは、イタリアに本拠地を置いていますが現在はフォルクスワーゲン・グループの一員となっています。
元々はトラクターやボイラーなど、自動車とは関係のない商品の製造・開発を行っていました。
しかし創業者のフェルッチオ・ランボルギーニが、当時市場に出回っていたスーパーカーに疑問を抱き、自ら開発しようということで1962年にスーパーカー部門を設立したのが始まりです。

1978年には倒産も経験しますが、イタリア政府の管理のもと大手自動車メーカーも傘下を転々としながら現在に至ります。
近年はSUVの開発にも力を入れており、従来のスーパーカーだけでの勝負ではなくなってきています。

代表車種

一般的な自動車と新車価格が桁ひとつ違うランボルギーニですが、どの車種も人気を誇っているのが特徴です。

ウラカン
ランボルギーニのエントリーモデルといえる1台で、新車価格2,654万円という、ランボルギーニの車種の中では最もリーズナブルな価格をしているスーパーカーです。
最高速度325km/hを記録しており、エントリーモデルと言ってもしっかりとランボルギーニの走りを体現してくれているとして支持を得ています。
実はアウディのR8とエンジンやシャーシが共通している兄弟車でもあります。

ウルス
2023年現在のランボルギーニの新車販売台数の半分を占めるウルスは、オンロードもオフロードも走行可能なクロスオーバーSUVです。
80年代にクロスカントリーの車種を生産していたランボルギーニですが、ウルスの登場まで長い間空白の期間がありました。
クロスオーバーSUVではあるものの、最高時速305km/hという数字からもわかる通り、ランボルギーニらしさを忘れていない1台です。

買取・査定のポイント

エントリーモデルの新車価格で2,000万円超えという超高級車ブランドであるため、基本的には買取査定に出されると高い値段で売却が可能です。
ランボルギーニは、その確かな走行性能からファンが非常に多く、流通台数もそれほどないため中古車市場に登場するとあっという間に買い手がつくという特徴があります。
昨今のスーパーカー離れで以前ほど高額での売却は難しくなったものの、ネームバリューの高さは健在です。

売却する際のポイントとしては、エンジンや足回りの性能が査定に大きく影響する点が挙げられます。
ランボルギーニの購入希望者のほとんどは、高いエンジン性能と走行性能を目的に購入を検討しています。
そのため、走行に関係する部分のチェックはシビアであり、メンテナンスが行き届いていなければいわゆる高額査定が難しくなるでしょう。
ランボルギーニの正規ディーラーは日本にも進出しているため、車検や定期点検はきちんと受けるようにしておくことをおすすめします。
また、無理な改造をしていないかどうかもひとつのポイントです。
あまり見かけることはありませんが、ランボルギーニクラスになるとカスタマイズを施している個体よりもフルノーマル車の方が受け入れられやすいという特徴があります。
取り外しができるのであれば、査定前に取り外しておくことをおすすめします。